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レジリエンスを高めるBCP全力訓練

災害が発生すると、平時には考えられなかったことが起こります。
安全安心な日常生活や正常な企業活動が遮られ、感情が大きく揺さぶられ、人は強いストレスを感じます。
事業継続は、ストレスや様々な制約があっても、できるだけ正しい判断と行動をすることが求められ、BCP(事業継続計画)と合わせて、担当者自身がレジリエンスが必要です。

私たちが支援するBCP訓練では、担当者のレジリエンスを上げることを目的に、思考力を鍛える「全力訓練」を提供しています。

BCP
全力訓練で思考力を高める

 

先の東日本大震災もそ想定外のことがたくさん起こりました。マニュアルに書かれてない、過去に誰も経験したことがない事が起こった時、答えは「自分の頭の中」から見つけるしかありません。思考力がストレスで狭められることなく、柔軟で適切にできたかどうかは「レジリエンス」によって決まります。

 

全力で集中して考える経験は、脳内のネットワーク(神経回路)を発達させます。 ネットワークを発達していないと、脳は自己保存の本能がはたらき、余計なエネルギーを使わないために、情報をシャットダウンし思考力を低下させます。いわゆる頭が真っ白になった状態です。

 

全力訓練では、うまくできたかどうかの結果ではなく思考プロセスを鍛えます。 想定した通りの災害は起こりませんので、シナリオに沿って正しくできた結果より、何を考えたらよいかという思考プロセスの方がはるかに役立ちます。

 

災害発生時の思考プロセスを意識しなくてもできるようにするには、繰り返し訓練を行う以外に、平常時から以下のような観点で考える習慣をもつことでも身に付けられます。

 

  • 憶測を交えずに「分かったこと」と「分からないこと」を識別する。

  • 感情を交えないで現実を受容する。

  • 現状から、未来に起こる事態を予想する。 

  • 複数の方法を考える

  • 何ができているか、どこまでできているかを時間経過とともに把握する。

  • 「今できること」と「今できないこと」を区別する。 願望や後悔を混同させない。

 

BCP担当者への動機づけ

 

災害発生時には、指示がなくとも主体的に行動することが求められます。そのためには、「訓練で指摘されたから 改善に取り組む」、「合格点をもらうために取り組む」といった動機ではうまくいきません。 指摘事項は担当者にとって気分的には余計な仕事となり、理由を付けて後回しにされ、最低限のことしか対応できない状態になりがちです。

机上訓練では、コーチング手法を使った質問を投げかけます。質問は担当者が考えるきっかけになり、訓練中に答えが見つからなかったとしても頭に残り、担当者の思考プロセスを継続させます。 
コーチングに関しては、<こちら>も参照ください。

担当者自身が気づき、考えた改善点は、外部コンサルタントからの客観的な指摘とは違う納得感があります。レジリエンスを上げるBCP訓練では、担当者のモチベーションを上げ、PDCAサイクルを回す効果もあります。

 

サービス内容

 

策定されたBCPを確認後、お客様の事業環境や既に取り組まれている内容を元に、以下の支援を行います。BCPの策定が必要な場合は、弊社パートナー企業によるBCP策定も可能です。

 

(1)年間訓練・教育実施計画

BCP策定後、初年度の計画になります。組織内での展開、BCPの見直しを目的に、以下を検討いたします。

  • 対象部門、対象システムの確認

  • 目標、評価ポイント

  • 実施方法

  • 実施スケジュール

 

(2)中長期訓練計画

年度ごとの目標を設定し、3年間の訓練計画を策定いたします。BCPを定着させ維持する訓練、BCP実効性を高める訓練を検討いたします。

  • 毎年実施する定番の訓練

  • 年度ごとに異なる訓練

  • 年間訓練スケジュール

 

(3)訓練実施支援

個々の訓練の実施計画書を作成し、訓練実施を支援いたします。以下は、実施内容の一例です。

  • 訓練実施日程の確認

  • 目的の確認

  • 対象者、対象システムの確認

  • 訓練中の安全対策の検討

  • 訓練準備状況の確認

  • 机上ウォークスルーまたは事前説明会の実施

  • 訓練のオブザーブ(評価)

  • 訓練実施報告書の作成

 

訓練の詳細・お見積りは <こちら>からお問い合わせください。

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