誘導しないコーチング

September 22, 2015

コーチングを行っている何人かのマネージャから「部下をうまく誘導できない」と聞きました。

コーチング=質問による誘導 と誤解されている方が多いのに驚きます。

コーチングは、質問によって相手に気づきを促しますが、
自分が持っている答えに相手を導くのとは違います。
そうなると質問は、恐らく「なぞなぞ」になっていると思います。

「あなたの課題は何?」
「頼まれて、まだできてない仕事は何?」
「今すぐやることはどの仕事?」・・・・

上司は部下から好ましい答えが出てこないと、ヒントを出して言わせようとします。
質問を重ねることで、双方ともイライラしてきます。

コーチングは、急いでいる時には使えません。
することが明らかな時は、指示命令・確認・ティーチングを使うべきです。

「今日中に、頼んだ報告書仕上げてくれる?」 一言で済みます。

 



●コーチングを「なぞなぞ」にしない

本来、コーチングはクライアント自身の中にある答えを探す会話です。
クライアント(部下)が何を感じ、何を考えているのかを
コーチ(上司)は質問で引き出していきます。

これが誘導になってしまうと、コーチ役である上司の持っている答え探しになってしまいます。

コーチングの時間は、部下にとって警戒心でいっぱいです。
上司に対する不信感もうまれます。

「言わされた感」が残り、主体的になれません。

コーチングは使えないと勘違いされている方は、誘導だと思っている場合が多いです。

そもそも上司がいつも正解を持っているとも限りません。
謙虚な気持ちで、部下から話を聞くことも大切です。


●サーバントリーダーになる

上司部下のコーチングで誘導しないコツは、
まず上司が、部下のためにできることを探そうと思うことです。

「どこで悩んでいるか」
「何を必要としているか」
「上司にできるサポートはあるか」

サーバントリーダー(奉仕するリーダー)は、
1970年 ロバート・グリーンリーフによって提唱されたもので
「リーダーはまず相手に奉仕する、そして次に相手を動かす。」というリーダーシップ論です。

そんなことしたら、部下が甘えてしまう、上司をアテにして自分でやらなくなる、
と心配される方もいると思いますが、

人は気にかけてもらうことで、安心感を得ます。
何かあったら相談できる相手がいる
信頼できる相手がいることで、頑張ろうと思う気持ちがうまれます。
心のセーフティネットがあることでチャレンジでき成長もできます。

上司はアテにできない。
こちらの話を聞いてくれないし、分かってない。
だから、自分一人でやらないといけない。

結果として、
安心して仕事ができない・失敗できない → うまくいく仕事しか引き受けない → チャレンジしない


上司が部下に奉仕する気持ちで話しかけることで 誘導しないコーチングを手に入れてほしいと思います。

 

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