プロセスに目を向ける

June 14, 2018

米国心理学協会では、
「レジリエンスは自分を適応させるプロセス」だと定義されています。

Resilience is the process of adapting well ・・・

 

全文はこちら
http://www.apa.org/helpcenter/road-resilience.aspx 

 

日本語でプロセスは、過程、手順、道のりなど。
私は“習慣”と言いかえています。

起こった結果ではなく、それまでの過程、何をやってきたかが大事。
能力やスキルではなく、思考や行動の習慣が大事。

ということです。

 

レジリエンスのポイントは、プロセスにあると思います。

能力だと、「できる/できない」となり、結果に目がいきます。

プロセスだと、「何を、どのように行ったか/行わなかったか」となり、行動に目がいきます。


失敗した結果を落ち込むのではなく
そこまで努力した時間や取り組んだ内容に目を向けることで、

成長や成果を感じることもできます。


結果を出す、目標を達成するには
うまくいくまで行動をやめないことも必要です。

試行錯誤し、やり方を変えたり、深く考えたり、人に助けを求めたり。

その過程があってこそ、結果にもつながるのではないでしょうか。

 

プロセスに目を向けると、ネガティブ感情を
手放しやすくなります。


うまくいかなかったけれど

・ どんなことをがんばったか
・ 誰に助けてもらったか
・ 何を考えて実行したか
・ この経験で何が学べたか  など


プロセスに目を向け、

自分のプラスになる良い面をみる「ポジティブ思考」を使えば、

自尊感情を下げず、早く立ち直り、次の行動に向かっていけます。 


「立ち直れて成長することがレジリエンス」なのです。


プロセスに目を向ける理由のひとつに

結果重視、成果主義に対する懸念点があります。

行き過ぎると次のような逆効果もうまれてきます。

 

・不正を犯してでも結果を手にしたい。
・手を抜いて、なるべく楽に勝ちたい。
・利害関係でしか、他人に興味がもてない。
・同僚が困っていても、自分の得にならないことはやらない。 

 

このような状態になってしまうと、
組織のレジリエンスは下がり、脆弱な組織になってしまいます。

 

プロセスを意識したほうが、メンバ間の関係性も強まり、

結果として組織も成長する。

平常時のパフォーマンスが高いだけなく、

問題が発生した時にも結束できる強い組織を作っていけます。

 

例えば、「プロセスをほめる」

 

ほめられないことが当たり前だった上司世代には、

厳しいフィードバックこそが、成長につながるという時代に育ちました。

当時はこんなふうに捉えていました。

 

・ほめるとズに乗る、甘やかしてしまう。
・道半ばでは、ほめない方が本人のため。

・今の状態に満足せず、上を目指す謙虚さが必要。

・ほめる=おだてる 


残念なことに、上司世代はほめ方が分かりません。

 

ところが、
特に今の20代は、ほめられて育った世代、
ほめられることに慣れていて、ほめられないとやる気が出ません。

自信をなくし、不安になります。

 

成果が出ないときは、プロセスに目を向けて
ほめてみることをオススメします。

 

・ 自分で考えたこと、工夫したこと、分かったこと 
・ 相談したり、同僚の仕事を手伝ったり、関係づくりの上での成長

・ チャレンジしたこと、失敗経験から学んだこと

 

ほめるというよりは、

相手のがんばったこと、良い行いを確認する

承認に近い感覚です。

 

ほめてもらった行動は、またやろうという気になります。

 

仕事は、結果にたどりつくまでのプロセスが面白いと
感じられれば、レジリエンスも身についていきます。

 

 

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