

ウィズコロナでレジリエンスを使う
2020年12月、新型コロナウィルス感染症の第3波がきています。いつまで自粛すればよいのか、先行きが見えにくい状況にある、VUCAの状態です。


七転八起は心の筋肉トレ
レジリエンスは心の筋肉です。 しなやかで強い筋肉を作るには、身体の筋肉と同様に、心の筋肉にもトレーニングが必要です。 私はかつてマラソンが趣味でした。 今はゆっくり走る程度ですが、数年前はフルマラソンを走っていました。 当時は練習で1日20キロ走っても、一晩寝れば身体は回復していました。 ところが先日、久しぶりに当時のペースで走ってみると、2-3キロで筋肉痛になりました。 普段しない運動をすると、たいていの人は筋肉痛になります。 筋肉は使わないと衰えてしまうのは言うまでもありません。 初のフルマラソンを目指して初めて10キロ走ったときは、足を引きずって帰宅しました。 駅の階段を歩くのもつらい痛みが2-3日続きましたが、 翌週の10キロ走では、筋肉痛は前週よりも軽く、自分でも驚きました。 筋肉は鍛えることで、ダメージからの回復も早くなることを実感しました。 身体は慣れるものですが、休むとすぐに元に戻る。経験者はお分かりですね。 ■ 気持ちの切り替えもトレーニングが必要 心の筋肉も同じだと思います。 例えば、ネガティブ感情の切り替えもそうです。 気持


レジリエンスをかき集める
新型コロナウィルス感染症が再燃しています。 いつ元の生活に戻れるのか、先行きが見えにくい状況こそレジリエンスが必要です。 「どうやってレジリエンスを高めるのか」を考えてみました。 大切にしたいことを見つける 行動が制限される自粛生活にはさまざまなストレスがあります。 不安、イライラ、行き場のない怒り、憂うつな気分、警戒心や孤独感もあります。 テレワークでの仕事環境の変化や、趣味や娯楽など楽しみの減少、運動不足もストレスの原因です。 一方で、大変な時期をプロフェッショナルに対応されている医療従事者への感謝、 家族や大切な人をいとおしむ気持ち、同僚や友人のありがたさなど、ポジティブな気持ちも生まれています。 仕事や家族、人生について考える機会になったという声も聞かれます。 もし、新型コロナがなかったら? 当たり前で普通だと思っていたことの中に、大切に思うことがあります。 この機会に、ていねいに確認していきます。 普通に出勤して同僚の顔をみることも有難いと思えたり、 家族と過ごす時間で癒されたり、 やりたかったことは、できなくなって気づくこともあります