
誘導しないコーチング
コーチングを行っている何人かのマネージャから「部下をうまく誘導できない」と聞きました。
コーチング=質問による誘導 と誤解されている方が多いのに驚きます。
コーチングは、質問によって相手に気づきを促しますが、
自分が持っている答えに相手を導くのとは違います。
そうなると質問は、恐らく「なぞなぞ」になっていると思います。
「あなたの課題は何?」
「頼まれて、まだできてない仕事は何?」
「今すぐやることはどの仕事?」・・・・
上司は部下から好ましい答えが出てこないと、ヒントを出して言わせようとします。
質問を重ねることで、双方ともイライラしてきます。
コーチングは、急いでいる時には使えません。
することが明らかな時は、指示命令・確認・ティーチングを使うべきです。
「今日中に、頼んだ報告書仕上げてくれる?」 一言で済みます。 ●コーチングを「なぞなぞ」にしない
本来、コーチングはクライアント自身の中にある答えを探す会話です。
クライアント(部下)が何を感じ、何を考えているのかを
コーチ(上司)は質問で引き出し